2016年01月16日
戦後の日本の縄撚り機
製造年代は推定ですが、戦後の縄撚り機と思われます。栃木のある方がわたしがフィリピンの先住民の支援に縄撚り機を探していることを聞かれて、個人の貴重なコレクションの一台を提供してくださいました。この製品は最終段階の縄の毛羽立ちを切り取る装置もついております。想像ですが、多分日本ではこれ以後は工場での生産に移行していったのではないでしょうか。この点が台湾と違った流れになるようです。アバカの繊維は約3メートルありますから、長いままで縄を撚った方が強度が高くなると考えて、今日は全長を使用しましたが、繊維の絡まりが少々手に負えず、次回は半分の1.5メートルで試験してみる予定です。でも、縄送りの速度を変えて、撚りのピッチを変化させる歯車が4ヶついており、色々な発展がありそうです。

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