2016年01月18日
リードオルガンの修理(2)
100年の年月は長い。幾度かは手が入ったようで、ねじ山の受けが摩耗してしまっている。素人でできる範囲で分解し、ねじの穴に木を埋め込み、鉄ねじはステンレスや真鍮のねじ釘に替えることにした。一番重傷だったのは全面のペダルに連結しているふいごについていた皮の部分で、これは完全にぼろぼろ。昨晩この部分をやり替えたら一応の音が出るようになったので、まだこのオルガンは生き返るだろうという確信が出てきた。しかし、皮(今回は合成皮革で置き換えたが)の張りが少しゆるかったので、明日これをやり直せば、もっと息が長続きするように思う。ホコリも取り除かないといけないが、思えば阪神大震災の直前に私が姉から譲り受けて、兵庫県庁のまっすぐ前の教会から関東に持ってきて、このオルガンはまさに九死に一生を得たわけである。その教会の塔は完全に倒れてしまっていた。写真で


は前面、背面、ペダルの真後ろの順番で紹介します。
は前面、背面、ペダルの真後ろの順番で紹介します。
コメントフォーム